CASE STUDY事例紹介


官公庁・自治体向け事例
クライアント:南房総市

南房総市産品プロモーション業務委託 2021年・2022年・2023年

公開日:2024.02.03
南房総プロモーションイメージ

南房総市産品プロモーション 事業概要

南房総市内の野菜をはじめとした農産品のプロモーション販売を行うことで、南房総農産品の売上向上、認知度拡大を行う。またプロモーション販売実施後においても生産者が継続して販売できるような支援を実施する。

業務内容

  1. 販促イベント企画・運営
    実施場所、実施期間の選定、イベント周知のためのプロモーション、
    市内産品の流通の確保、販売員の設置等の運営業務
  2. 南房総市産品の選定
    市内農家等の掘り起こし、販売商品の選定
  3. 当日の販促、聞き取り調査
    販売員による購入者および店舗等への聞き取り調査

1.販促イベント企画・運営

実施場所の選定

イベントを実施する時期や場所の選定にあたり、県内都市部および東京都内での実施を行うた め、候補となる店舗と実施条件・実施時期について協議を行った。実施時期については南房総を代表する菜花や柑橘類などが出回る秋~冬にかけての開催を多く設定すること、また都市部から南房総に来訪する観光客もターゲットに据え、南房総エリアでのマルシェにも参加して認知拡大に努めた。

主なプロモーション販売開催場所、マルシェ参加実績

無印良品 銀座店(中央区銀座)

無印良品 東京有明店(江東区有明)

無印良品イオンモール木更津店つながる市(木更津市)

Ff葛西臨海公園駅(江戸川区臨海町)

アリオ蘇我(千葉市)

南房総プロモーションイメージ

大多喜ガスショールームBeEやさいマルシェ(千葉市)

あんもかんもマルシェ(館山市)

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イベント周知のためのプロモーション

  • イベント案内チラシ(紙およびデータ)を作成し、実施店舗へ配布
  • 自社ホームページへ掲載や自社SNS(Facebook、Instagram)への投稿
  • 実施店舗での広告掲載、実施店舗によるSNS投稿、当日店舗でのポスター(デジタルおよび紙)、当日の館内アナウンス
  • 房日新聞記事掲載

市内産品の流通の確保、販売員設置等の運営業務

産品の集荷は千葉県内で当社が運営している地域内共同配送システム『やさいバス』の仕組みを活用した。イベント当日の運営については当社代表で野菜ソムリエプロの安西理栄がプロモーションに立つほか、社内スタッフや弊社と産学連携でつながりのある学生さんなどにも協力いただいた。


2.南房総市産品の選定

市内農家等の掘り起こし

農産物のプロモーション事業と地域内流通「やさいバス」の仕組みについての説明会を市職員とともに開催。事業実施前に「やさいバス」へ登録をしていた南房総市内の生産者は14件。事業実施後は10件の生産者が新規登録し、地域内外で新規顧客との取引が継続するなど、生産者の販路拡大につながっている。

販売商品の選定

生産者が出品できる商品のリストを作成し、そこから販売面積等を考慮してイベントで販売する商品の選定を行った。野菜、果物、花、加工品など売場のバランスや、各実施場所のターゲット層を意識して選定した。

3.当日の販促、聞き取り調査

当日は野菜ソムリエプロ安西理栄が売場に立ち、積極的なプロモーションを行い、購買につなげた。次回の予告や、「南房総いいもの市場」や「南房総いいとこどり」など市のPRサイトなども積極的にご案内した。また、市からお預かりしたパンフレットも合わせて配布。 売場は市からお借りしたのぼり旗も使用。その他、自社で作成した専用パネルや専用商品POPなどで南房総をPR。SNSで開催当日の様子も投稿して来訪を促した。 聞き取り調査については購入者への声掛けを積極的に実施し、その反応や意見などを聞き取る予定であったが、コロナ禍と重なった時期でもあったため、積極的な声掛けは実施しないなかでも購入者や店舗側の意見をヒアリングすることができた。

4.その他

市内農産物の販路拡大、継続取引に向けた大手小売店様向け産地研修会実施 青果担当者が扱う商品や生産者について体験を通じた学びから説得力を持ってお客様に商品を語れるようになってもらうことを目的として開催。現在も継続的な取引につながっている。

※実績⇒マックスバリュ関東、マルエツほか

5.クライアントの声

南房総市 農林水産部 地域資源再生課 平川顕様

(株)ベジタスグループが千葉県(南房総エリア)でやさいバスの取り組みを始めると
聞いて、将来的に当地域の課題である域内流通の一部でも担ってもらいたいという期待が
ありました。そこでやさいバスの仕組みに多くの生産者に参加してもらいたく、まずは出
口として都市部でのプロモーション販売で生産者の農産物を販売してもらいつつ、生産者
にやさいバスの取り組みに乗ってもらうことを進めました。
地域の生産者は高齢化が進んでおり、新しいことには取組みにくいところがありました
が、説明会の開催や、個別に訪問に伺うなど積極的に生産者さんに働きかけてもらいまし
た。
やさいバスのネットワークで都市部での販売場所の確保ができ、輸送に関しても自前のル
ートを持っており、そこにプロモーション販売する商品も乗せられることから、鮮度・価
格など安定した農産物が提供できたと思っています。ありがとうございました。

事例紹介

地域の特産品を活かした販売戦略やSNSの効果的な活用など、市民の共感を得るための実践的な手法、成功事例について、詳しく聞きたい方は、ぜひベジタスグループまでご相談ください。

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